百日咳予防のため三種混合ワクチン Tdap:Boostrix(ブーストリックス)の
妊婦様への接種が始まりました。
百日咳とは
百日咳菌の感染によって、特有のけいれん性の激しい咳発作を特徴とする急性の気道感染症です。
世界的に見られる疾患で、季節性はみられず、どの季節でも起こり小児から成人までいずれの年齢でもかかることがあります。
免疫が十分でない乳児(特に新生児や乳児期早期)では重症化しやすく、無呼吸になったり、肺炎や脳症を合併し命にかかわることもあるリスクの高い疾患です。
Boostrix
(ブーストリックス)とは
(ブーストリックス)とは
- 百日咳、ジフテリアおよび破傷風を予防する効果が期待できます。
- 日本国内では製造・販売承認されていないため、輸入代行業者を通して購入している海外製の輸入ワクチンです。
- 国内の三種混合ワクチン DTaP:トリビックは、小児用に設計されており、成分量を成人向けに調製したものがTdap:ブーストリックスになります。
- オーストラリアや欧米諸国では成人の追加接種用ワクチンとして、また、生後2ヶ月未満の乳児の百日咳を予防するため、妊娠後期の妊婦様に接種する「母子免疫ワクチン」として広く使われています。
- 輸入ワクチン、輸入代行業者についてはこちらをご参考ください。
つばめLaboホームページ
百日咳ワクチン
(ブーストリックス)の機序
(ブーストリックス)の機序
ブーストリックスを妊婦様が接種することにより、百日咳菌に対する抗体が母体で作られます。
そして抗体が胎盤を介して胎児に移行することで、妊婦様はもちろん生まれてきた新生児および乳児も免疫がある状態を作ることが期待できます。
予防接種前の生後6ヶ月までの乳児を守るためには、過去の感染やワクチン接種歴があっても、妊娠中に追加接種することが推奨されています。
接種内容・料金
接種対象 | 妊娠27週から36週の妊婦様
※分娩までに14日以上の間隔があく日程での接種が望ましいです。
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接種方法 | 0.5mlのワクチンを筋肉内接種 |
接種回数 | 1回 |
料金 | 11,000円(税込) |
予約方法
WEB予約[準備中]
(お電話または健診時に窓口で
お申し出ください)
(お電話または健診時に窓口で
お申し出ください)
・当日、妊婦健診もご希望の妊婦様は、妊婦健診のご予約もお取りください。
・過去に三種混合ワクチンを接種しているかどうか、ご自身の母子手帳をご確認ください。
体調などによっては、当日接種できない場合があります。