2022年1月20日
第190回
北京冬季オリンピック大甘予想
 正月も20日を過ぎると、遅きに失した感もありますが、改めてご挨拶申し上げます。
愛読者の皆様。新年明けましておめでとうございます。
 但し、今年は新年になってもあまり目出度いばかりでは無く、相変わらず新型コロナに振り回されています。昨年後半には感染者が激減し、このまま収束するかもと期待しましたが、年末に日本にも入って来たオミクロン株があっという間に広がって2週間も経たないうちに第6波になってしまいました。既に緊急事態宣言が出た地域もありますし、愛知県でも蔓延防止措置が発令されそうで、又自粛生活を余儀なくさせられて大変です。
 そんな中で、この理事長コラム位はお正月らしい楽しい話題を書こうと考えあぐねてやっと思いついたのが、2月4日から始まる、北京冬季オリンピックの話題です。

 これも、中国の人権問題に不信を持つアメリカや西欧諸国が外交ボイコットを表明し、きな臭いことになっています。元来オリンピックはスポーツの祭典ですから、政治家が出席してもしなくても大した問題では無い気がしますが、殊更に表明して大袈裟にしている感があります。
 それでも、選手辞退の全面ボイコットにならなくて良かったと思います。選手は北朝鮮を除いて一応出場予定ですので安心しました。しかし、オミクロン株に感染して辞退と云う事態が起こる心配は残ります。

 今回は自称辛口スポーツ評論家としては異例の日本選手に期待を込めた大甘予想を立ててみたいと思います。
 先ずスキー。スキーの花はアルペン競技だと思いますが、日本は男女共にこれはと云う選手がいないので論評の仕様がありません。唯、世界的にも昔のトニー・ザイラーのような大スターはいないような気がしますが、私が知らないだけでしょうか。
 ノルディックではジャンプ。男子は小林陵侑選手が世界ジャンプ週間3連勝を含む11連勝と好調です。この勢いでオリンピックでも優勝するでしょう。女子は高梨沙羅選手が今期も完全復活して来ないのが残念です。彼女にはオリンピックで是非メダルを取って欲しいと思います。確か、高梨選手が何十連勝もした頃に身長によってスキーの長さが規制されるようになりました。これは高梨選手のような背の低い選手にとって不利な規則のような気がしますが、理論的にはこの方が公平なのでしょうか?
 余計なお節介ですが、前回のオリンピック前に急に綺麗になったと思ったら、成績が落ちて行きました。彼女に限らず、女子選手は化粧が上手くなって綺麗になると成績が下がる傾向があります。これはどうしてかな・・・?
 ノルディック複合の渡部暁斗選手も忘れてはならない選手です。平昌オリンピック以来コンスタントに成績を残しています。今回は金メダルを期待しましょう。
 スキーでは新興種目(もう新興とも言えませんが)のフリースタイルで堀島行真選手、川村あんり選手など有望選手が大勢います。誰かはメダルを取るでしょう。又、スノーボードでも戸塚優斗選手か、平野歩夢選手が、今回がラストランになると云うハーフパイプの王者ジョーン・ホワイト選手を破ってくれるのではないかと期待しています。
 スケートではフィギュアスケートの羽生結弦選手のオリンピック3連覇なるかが注目ですが、今度は世界選手権3連覇のネイサン・チェン選手が勝ちそうな予感がします。羽生頑張れ!
 女子はロシア勢、それも15歳のカミラ・ワリエワ選手が圧倒的に強くて敵わないでしょう。ロシアにメダルを独占されそうです。坂本花織選手では届かないでしょう。
 スピードスケートは女子に有望選手が大勢います。小平奈緒選手は復調したようですし、高木美帆選手は1000mか1500mのどちらかでたぶん金メダルを取ってくれるでしょう。男子は500mで一人くらいメダル圏内に入るかな。
 私がスケートで一番好きな種目はアイスホッケーです。今回は女子が出場するので楽しみです。是非1勝はして欲しいと思います。
 カーリングも女子のロコ・ソラーレが出場します。スキップの藤沢五月選手の調子次第で3強の一角に食い込めるかもしれません。前回と同様銅メダルを期待しましょう。
 その他、リュージュ、ボブスレー、バイアスロンなどありますが、詳しくないので試合後の論評にさせてください。
 贔屓目に見てメダル12個、その内金メダル5個と大甘な予想を立てましたが、皆さんの予想は如何でしょう。
 今回もオリンピックが始まったら時差も少ないので診察もそこそこに(それは拙いか)テレビに齧りついて応援することになるでしょう。
 日本頑張れ!!